瑞牆山-『みずがきやま』日本の山は実に難読だ。標高は2,230mあり、そこそこの高さがある。しかし、やはり太平洋側に近いだけあって、雪の量は日本海側に比べればだいぶ少ない。
・日本百名山 (深田久弥氏、選定)
・山梨百名山 (山梨県、選定)
瑞牆山荘 ~ 富士見平小屋
今回は瑞牆山荘に車を停め、瑞牆山を往復するルート。
この瑞牆山荘は、冬の期間は年末年始と土日だけ開いている様子。
瑞牆山荘前の林道を100mほど入ったところに無料の駐車場がある。
ここから最初の目標、富士見平小屋までは林道をショートカットする登山道を進んでいって、だいたい1時間弱。途中、見るからに険しそうな瑞牆山の姿が見えて「本当に大丈夫か?」とも思ってしまうが、登ってみれば見た目ほどの険しさではないのがすぐにわかる。
富士見平小屋 ~ 瑞牆山
富士見平小屋から左に折れる。100mほどは登っていくが、そのあと少し下り気味に進んでいく。
20分ほど進んで下りきると天鳥川にでる。
天鳥川は完全に氷の川。この氷の上を越えて進んでいく。この先結氷しているところが多いので、この時点でアイゼンを装着してもいいかも。
ところどころこうしたハシゴがある。このハシゴの下はもうガチガチ。氷の階段。
ここからまだしばらくは樹林帯が続く。樹木の密度が薄まり光が差し込こんできだすころ、足元が段々と岩だらけになってかなり歩きづらくなってくる。
そんな岩のひとつひとつに苦戦しながら登っていくと、ひと際大きな岩(大ヤスリ岩)が目の前に現れる。ここまでくれば頂上はもうひといき。一旦裏に抜けて廻り込む感じで進んだところが頂上。
登山口から約2時間30分。
瑞牆山山頂
瑞牆山山頂は岩の上。なのですこぶる視界がよい。ただし、登ってきた北側以外、断崖絶壁なのでご注意を。
富士山が結構近くに見える。
金峰山。シンボルの五丈岩がちょこんと見える。
八ヶ岳は残念ながら少し雲に隠れ気味。
登ってくるとき見上げていた大ヤスリ岩をはるか下に見下ろす。その向こうに南アルプスを遠望。
山頂の案内板。
あとは下山。登山口までだいたい1時間45分くらいか。
このときの雪の状況は駐車場付近で10センチ程度、頂上付近で30~40センチ程度というところだったと思う。
周辺の宿泊施設
★ 山梨県北杜市須玉町
★ 記事中の登山開始地点まで約4Km。車で約9分。
※HP等で情報を確認してください
★ 山梨県北杜市須玉町
★ 増富ラジウム温泉
★ 記事中の登山開始地点まで約7Km。車で約15分。
※HP等で情報を確認してください
【瑞牆山周辺の山】