【初心者向け】ピッケルの選び方とおすすめ5選

おすすめピッケル

雪山登山と聞いてイメージするものは?

そう聞かれたら、まずピッケルをあげる方が多いのではないでしょうか。イメージもそうですが実際にもそれぐらいピッケルと雪山登山は深く結びついています。

雪原歩きを楽しむくらいでしたらピッケルを用意するまでもありません。ただ、雪原歩きも楽しみのひとつではありますが、急な斜面や岩稜を登った先の景色にはやはり格別なものがあります。

そこで「よし!ピッケルを買おう!」と思い立っていざネットで調べてみたら、出るわ出るわ…たくさんありすぎてどれを選んでいいのかわからない、という経験もあるのではないかと思います。

そこでこのページではピッケルの種類と選び方を簡単にまとめました。

それからおすすめのピッケルもいくつかご紹介しますので、どうぞご覧になってください。

ピッケルの役割

まずはピッケルの役割について少しまとめましょう。

ピッケルの主な役割は次の通りです。

  • 滑落停止
  • 歩行の際の杖として使う
  • 雪面に打ち込んで登る
  • 足場を作る
  • 雪を掘る

【滑落停止】
急斜面において身体が斜面を滑ったとき、あるいは滑り出しそうなときに雪面にピックを打ち込んで滑落するのを防ぎます。

【歩行の際の杖として使う】
雪面を歩くと分かりますが、雪面は滑ったり引っかかったりして意外とバランスを崩しやすいです。そこでピッケルを杖代わりに突いて歩くと安定して歩くことができます。一般的な縦走はこの使い方が主な使い方となります。

【雪面・氷壁に打ち込んで登る】
急斜面、あるいは垂直の壁などを登るとき、ピックを雪面や氷壁に打ち込んで登ります。アイスクライミングの場合、この使い方が主な使い方になります。

【足場を作る】
凍った斜面で登りにくいとき、ブレードで足元の雪面を削って足場を作ります。

【雪を掘る】
水を確保する際などに雪を掘るのに使います。

ピッケルの選び方

次にピッケルの選び方についていくつかご紹介します。

登山目的でピッケルを選ぶ

一口に雪山登山と言ってもスタイルはひとつではありません。ピッケルには大きく「縦走」「アイスクライミング」「ミックス」の3つのスタイルに合わせたタイプがあります。

【縦走向け】シャフトが長くまっすぐなタイプ


一般的な縦走を目的とした登山の場合、歩く時の支えとして、あるいは斜面を登るときの支えとして使うのが主な用途となります。登山初心者にはこのシャフトがまっすぐなタイプがおすすめです。

杖のような使い方をするなら、シャフトはまっすぐで長めのものが使いやすいです。

【アイスクライミング向け】シャフトが短く曲がったタイプ


アイスクライミングの場合、ピッケルを金づちのようにヘッドを振り込み、ピックを氷壁に刺して登っていく使い方になります。振り込みやすいようシャフトは短く、シャフトの先は握りやすいグリップが付いているのが特徴で、両手に持って氷壁を登っていくスタイルになります。

また、氷に打ち込みやすいようシャフトはカーブを描いており、抜けにくいようピックが下向きになっているのも特徴です。

シャフトが短く、グリップもついているので杖としての役割はありません。

【ミックス向け】縦走とアイスクライミングの中間タイプ


こちらは文字通り、縦走とアイスクライミングどちらでも使えるものです。

アイスクライミングほど特化していないので縦走用として使うこともできます。それでもシャフトが曲がっていてピックもやや下向きで、グリップも握りやすいようにできているので、アイスクライミングにも活用できます。

長さを選ぶ


ピッケルのタイプが決まれば、次に大事なのは長さです。

ピッケルにもよりますがだいたい5cm刻みで50cmから75cmあたりの長さが用意されています。長すぎても短すぎても雪面に打ち込みにくく使いにくくなるので、体の大きさに合わせて選ぶようにしましょう。

縦走用のピッケルとして支えに使う場合、雪面の傾斜や深さ、硬さなどいろいろな条件によって違うので一概には言えませんが、ヘッドを握ってまっすぐ立ったとき地面から5㎝~15㎝浮くくらい、ちょうどくるぶしのあたりがよいとされています。

材質・重さを選ぶ


ピッケルの材質はまちまちです。アルミ・カーボン・スチール・ジュラルミン・木製などがあり、重さや強度などに違いがあります。

ピッケルを手に提げて1日歩くと結構疲れるので、なるべく軽いものを選びましょう。中でもアルミ製は軽くて他と比べて安価で手に入るので初心者のピッケルとしてはおすすめです。

リーシュコードで選ぶ


緊急時、滑落停止に使用されるピッケルには、身体と離れないよう結び付けるためのリーシュコードが必需品です。

ピッケルの中にはリーシュコードが付いてるものがあります。最初からついていれば別に用意する必要がないのでお得です。

ただ、リーシュコードには大きく腕に付けるタイプと肩に掛けるタイプの2種類あるのでしっかりとチェックしましょう。

腕に付けるタイプだとピッケルの持ち替えがしにくいので、初心者には肩掛けタイプがおすすめです。

おすすめピッケル

初心者におすすめのピッケルをご紹介します。表示している価格はあくまで参考価格ですので、実際の価格は販売サイトでご確認ください。

GRIVEL(グリベル) Gゼロ GV-PIG0S


ピッケルの定番・グリベルのピッケル。リーシュコード、手の冷えを防ぐプロテクター、カバーなども付いて価格も割安でおすすめです。

参考価格:9,522円
シャフト長:58/66cm
重量:480g(66cm)
材質:ヘッド/炭素鋼、シャフト/アルミ
リーシュコード:

ペツル(PETZL) グレイシャー U01B


60cmでわずか350gと、とにかく軽いピッケルです。値段も手ごろで初心者におすすめの1本です。

参考価格:9,900円
シャフト長:60/68/75cm
重量:350g(60cm)、370g(68cm)、390g(75cm)
材質:ヘッド/ステンレス、シャフト/アルミニウム
リーシュコード:

EX’PERT OF JAPAN(エキスパートオブジャパン)バイオレッド飛鳥 P2


長さ調節が可能な変わり種ピッケル。最初の一本として長さを決めかねる初心者におすすめ。
雪面の深さや傾斜などによって細かな長さ調節ができるので、初心者に限らず使いやすいピッケルです。

参考価格:17,433円
シャフト長:59㎝~84㎝
重量:444g
材質:ヘッド/クロモリ鋼、シャフト/ジュラルミン
リーシュコード:

ブラックダイヤモンド(BlackDiamond) レイブンウィズグリップ


定番モデルのレイブンのシャフトの先端にグリップを追加し、スライダーリーシュをセットにしたモデルです。

参考価格:13,200円
シャフト長:55/60/65cm
重量:505g(55cm、スライダーリーシュ含む)
材質:ヘッド/ステンレス、シャフト/アルミニウム
リーシュコード:

GRIVEL(グリベル) ネパールSA・プラス GV-PI175G


根元のグリップがアクセントになった緩やかなカーブシャフトのピッケル。ヘッドのカバーとリーシュコードが付いてコスパのいいピッケルです。

参考価格:12,341円
シャフト長:53/58/66cm
重量:545g(66cm)
材質:ヘッド/炭素鋼、シャフト/アルミ
リーシュコード:

おすすめの本

ピッケルについてもう少し詳しくしたいという方には、こちらの本がおすすめです。


用具やウェアの選び方から雪山で必要な技術など、雪山をはじめて登山する方に必要なことを分かりやすく説明してくれています。

まとめ

ここまでピッケルの選び方やおすすめのピッケルなど、ざっくりとご紹介いたしました。ピッケルは雪山登山をする上でなくてはならない必需品です。何よりいかにも雪山登山って感じでカッコいいですよね。ただ、そうそう買い換えられるものではないので、いろんな情報を参考にして是非あなたにあった1本を見つけてください。