八ヶ岳は南北30キロにも渡る山々の総称である。そのため一口に説明することは難しい。一般的には夏沢峠から北を北八ヶ岳と呼び、比較的なだらかな山容。逆に南の南八ヶ岳は険しい岩稜帯といった風に大まかに分類される。硫黄岳は南八ヶ岳に分類されるが、その中でも比較的なだらかで登りやすい山である。
美濃戸口 ~ 赤岳鉱泉
車は美濃戸口まで。登山口入り口すぐ脇にある八ヶ岳山荘の駐車場に車を停める。1日500円。
登山道というか林道を歩いていく。ところどころショートカットあり。
約1時間、美濃戸の集落。
美濃戸山荘。
ここから行者小屋に向かう南沢と、赤岳鉱泉に向かう北沢にルートが二手に別れる。
北沢を進む。こちらはまだまだ林道が続く。ここにもところどころショートカットあり。
林道終点。ここから先が本当の登山道。
沢沿いの登山道を何度も橋を渡りながら進んで行く。登山道は明るい樹林帯で見通しが良い。目の前に八ヶ岳の岩稜が見える。
赤岳鉱泉に到着。名物アイスキャンディー。
赤岳鉱泉入り口。大部屋1泊2食付きで9000円。
美濃戸口よりここまで約3時間。
時間に余裕があれば、さらに行者小屋方向へ進んだ中山乗越がおすすめ。
そこからだと赤岳から硫黄岳へと続く稜線が一望できる。
赤岳鉱泉 ~ 硫黄岳
赤岳鉱泉前から硫黄岳へのルートに入る。しばらく樹林帯の中を進んで行く。
途中、いくつかの沢を超える。沢沿いにトレースが付いてることがあるので間違わないように。
赤岩の頭に近づいてくると、視界は開け南八ヶ岳の険しい岩稜が姿を現す。
尾根手前になると登りはますますきつくなってきて、雪もかなり深い。また、尾根に沿ってこちら側に雪庇が張り出しているのでルートを慎重に見極める必要がある。
ようやっと尾根に出る。もう少し下でよかったのだが、ルートを見極めていたら赤岩の頭直下に出てしまった。
尾根に出ると北八ヶ岳への視界が広がると同時にものすごい風。
赤岩の頭付近から硫黄岳を望む。
尾根と赤岳鉱泉方面との合流点。
最後の登り。
硫黄岳山頂に到着。山頂に建つ雨量計跡。
赤岳鉱泉よりかなりのラッセルを強いられ約4時間(トレースがしっかりとあれば2時間程度だと思う)。
硫黄岳山頂のケルン。
硫黄岳山頂より北八ヶ岳方向。双耳峰である天狗岳が見える。
下山は来た道を戻る。美濃戸口までは約3時間30分(硫黄岳-赤岳鉱泉が約1時間30分、赤岳鉱泉-美濃戸が約1時間、美濃戸-美濃戸口が約50分)。
周辺の宿泊施設
★ 長野県諏訪郡原村
★ 記事中の登山開始地点まで約3Km。車で約5分。
※HP等で情報を確認してください
★ 長野県諏訪郡原村
★ 記事中の登山開始地点まで約4Km。車で約7分。
※HP等で情報を確認してください
【硫黄岳周辺の山】