金峰山は奥秩父山塊に属している山で、秩父多摩甲斐国立公園に指定されている。標高はほぼ2600m。山頂付近は開けており、周辺の山々をすべて見渡すことができる。
・日本百名山 (深田久弥氏、選定)
・信州百名山 (清水栄一氏、選定)
・山梨百名山 (山梨県、選定)
瑞牆山荘 ~ 富士見平小屋
ネットで調べたところ、金峰山へは信州側の廻目平から入るルートと瑞牆山荘から入るルートがあるようだ。どちらも標高差には違いがなさそう。瑞牆山荘からのルートの方が情報が多いようだったので、今回は瑞牆山荘からのルートを選択。
瑞牆山荘にある無料の駐車場に車を停める。今回の金峰山へのルートは標高差約1100m、距離も歩行時間もそこそこ長いので早いうちに出立。なので、この時点ではまだ少し薄暗い。
富士見平小屋までは瑞牆山へのルートと同じ。富士見平小屋までは40分ほど。
富士見平小屋 ~ 大日岩
瑞牆山へ行く場合にはこの富士見平小屋から左へと進む。金峰山へはこのまま真っすぐトイレの脇を進んでいく。
トイレの裏にルートが続く。トイレは使えるみたい。
富士見平と言うだけあってちゃんと富士山が見える。このときはまだ朝の光が残っている。
富士見平小屋から樹林帯を進むこと約50分、大日小屋に到着。大日小屋は谷間に建っていて少し暗い。まさにひっそりといった感じ。
さらに樹林帯を進むこと20分。視界が開け、大日岩の真下に出る。
大日岩からは南アルプス方面がきれいに見渡せる。
大日岩 ~ 金峰山
大日岩を通り過ぎ10分ほどで稜線に出る。ここから左へ進むと小川山、右へ進むと金峰山。稜線に出ても展望はきかず、砂払いノ頭までは樹林帯が続く。このあたりになると雪はだいぶ増えて、この先は状況によってはラッセル気味になる。
さらにうっとうしい樹林帯を歩くこと約1時間。ようやく砂払いノ頭に到着。ここから先、視界を遮るものはなく、とにかく景色が素晴らしい。ただし、このあたりから風がかなり強くなってくるので、目出し帽ぐらいは持っておいた方が無難。
砂払いノ頭付近から見た富士山。
砂払いノ頭から金峰山へと続く稜線。いくつものピークが連なる。
五丈岩までもう少し。
五丈岩のあたりから八ヶ岳方向を望む。右端には瑞牆山のごつごつとした岩が見える。こう言っては何だが、こちら側から見た瑞牆山はちょっとしょぼい。
五丈岩近くにある案内板。あと少しで埋もれそう。
金峰山山頂は五丈岩を少し過ぎた小高いピーク。五丈岩からは目と鼻の先。
砂払いノ頭から頂上まで、約1時間。
金峰山山頂
標高2599m、金峰山山頂。展望よし。八ヶ岳、その手前に瑞牆山。南アルプス、富士山、秩父の山々、浅間山も見える。
ただ、とにかく風が強い。あまりの寒さにシャッターを押す手が震えてくる。とてもじゃないが長居はできないので、写真撮ったら早々に立ち去ろう。
帰りは来た道をたどり、登山口までは約2時間30分。
周辺の宿泊施設
★ 山梨県北杜市須玉町
★ 記事中の登山開始地点まで約4Km。車で約9分。
※HP等で情報を確認してください
★ 山梨県北杜市須玉町
★ 増富ラジウム温泉
★ 記事中の登山開始地点まで約7Km。車で約15分。
※HP等で情報を確認してください
【金峰山周辺の山】