日本アルプスの雄・槍ヶ岳。日本で5番目の高さをもつ。冬の槍ヶ岳というと、初級者・中級者にとってはまったく手の届かないところにあるが、ゴールデンウィーク以降になれば上高地への交通も再開され、途中の山小屋も開いているので、ぐっと行きやすくなる。
・日本百名山 (深田久弥氏、選定)
・信州百名山 (清水栄一氏、選定)
上高地バスターミナル ~ 横尾
今回のスタート地点、上高地バスターミナル。
マイカーの場合、一般的に松本側からは沢渡(さわんど)周辺の駐車場、高山側からは平湯のあかんだな駐車場に車を置いて、そこからバスかタクシーでの移動になる。
シャトルバスの往復が2000円。タクシーだと片道4000円くらい。駐車場はどちらも500円/1日。(値段は調査時点)
上高地のシンボル、河童橋をさっさと過ぎ、さらに奥へ。
上高地バスターミナルから横尾までは、車も通るような散策路を歩いていくだけ。
上高地バスターミナルから40分ほどで明神到着。明神館より明神岳。
徳沢を過ぎたところにある新村橋。パノラマコースの別れ道。
横尾到着。横尾山荘前にある横尾大橋。涸沢・穂高方面はここでお別れ。
上高地バスターミナルよりここまで、約2時間20分。
横尾 ~ 槍沢ロッヂ
蝶ヶ岳の別れ道。
槍ヶ岳方面へと進む。横尾を出るとようやく登山道へと変わる。
このあたりからだんだんと雪が多くなってきて、状況によっては登山道が雪解け水で川のようになっていたり、足元がぐちゃぐちゃだったりという感じ。
槍見河原。
天気が良ければ、谷の隙間から槍の穂先が見える。
一の俣。
ここから常念小屋に出られるらしい。
二の俣。
槍沢ロッヂに到着。
ここまでですでに結構歩いてはいるのだが、まだまだ槍岳山荘までの道のりは長い。時間と体力次第ではここで1泊。風呂にも入れるのでそれもまたよし。
横尾よりここまで、約1時間30分。
槍沢ロッヂ ~ 槍岳山荘
槍沢ロッヂを出るとだんだんと視界が広がり、正面に東鎌尾根が見えてくる。
赤沢岩小屋。
槍沢の開口部。ここから先、水の流れは雪の下。
ババ平付近より東鎌尾根。東鎌尾根にぶつかって、大きく左に曲がるところが大曲。
槍沢の途中からは、槍ヶ岳山荘まで旗竿が立てられている。
ようやっと槍ヶ岳山荘に到着。本日はここに1泊し、翌朝槍ヶ岳に登る。1泊2食付き9000円。
槍沢ロッヂよりここまで、約4時間30分。
槍岳山荘 ~ 槍ヶ岳山頂
翌早朝。槍沢の朝焼け。
前日、ガスでまったく見えなかった殺生ヒュッテが見える。
槍ヶ岳山荘の朝焼け。
大喰岳と遠く乗鞍岳を望む。
槍ヶ岳山荘に荷物を置いて、槍の穂先へ出発。槍の穂先へは往復で約1時間。
槍の岩場。かなりの急登。手足を使って登る。
結構石が浮いているので、落石を起こさないよう注意する。
槍ヶ岳最後のハシゴ。
垂直に切り立ったハシゴはかなり怖い。
槍ヶ岳山頂。
山頂はさほど広くない。20人もいたらはみ出してしまいそうだ。
東鎌尾根と常念岳。
槍ヶ岳山荘と笠ヶ岳。谷には新穂高の街。
大喰岳から中岳、南岳、穂高岳へと続く山並み。遠くには乗鞍岳と御岳。
北鎌尾根。
あまりの景色のすばらしさに立ち去りがたいが、バスの時間もあるので仕方がない。
帰りはもと来た道を戻る。上高地バスターミナルまで約6時間(槍岳山荘-槍沢ロッヂが約2時間、槍沢ロッヂ-横尾が約1時間30分、横尾-上高地バスターミナルが約2時間30分)。
周辺の宿泊施設
★ 長野県松本市
★ さわんど温泉
★ 上高地行きバス停前。
※HP等で情報を確認してください
★ 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷
★ 平湯温泉
★ 上高地行きバス停まで徒歩約2分。
※HP等で情報を確認してください
【槍ヶ岳周辺の山】