国道166号線を奈良県側から三重県側へ走らせていると、きれいな三角形の姿をした高見山が見える。その山容から関西のマッターホルン言われているらしい。高見山は台高山脈の北端に位置し、関西では霧氷や樹氷を手軽に見られる山として有名。
・日本三百名山 (「日本山岳会」選定)
・関西百名山 (「山と渓谷社」選定)
高見山登山口バス停 ~ 小峠
高見山へ登るには、標高約900mの大峠まで車で上がり、そこから直登するルートが一番近い。ただし、国道から先の林道は除雪などは当然していないので、この時期車が無事に登れる保証はどこにもない。途中で車がスタックするのも怖いので高見山登山口バス停から登ることとした。
高見山登山口バス停。
この周辺に駐車場はない。周辺の道路脇に何台か分のスペースがある程度。休日なんかにはすぐに埋まってしまいそう。
バス停の前にトイレあり。
登山口がちょっと分かりにくいが、バス停から100mほど戻った民家の脇にある。
小峠までの道はこんな感じ。昔はここが街道であったらしい。途中『旧伊勢南街道』という案内があった。
高見山登山口バス停から小峠まで約1時間。
小峠 ~ 高見山山頂
林道に出たところが小峠。
その林道を挟んで向かいに鳥居があり、そこを進んで行く。ただ、この登りが結構きつく、しかも登山者によって踏みしめられているため、下がカチカチ。急な登りはここからしばらくは続くので、ちと早いが無理せずにアイゼンを着けた方がいいと思う。
しばらく歩くとちらほら霧氷が見え始める。
20分ほどの急な登りを抜けると、ほどなく平野からの道と合流。
霧氷のトンネルを進む。
小峠から高見山山頂まで約1時間。
高見山山頂
高見山山頂にある避難小屋。
避難小屋の奥に高角神社の祠が建っている。
山頂付近の樹氷。
見事な霧氷や樹氷ができるだけあって、山頂付近は吹きつける風がとにかく強い。だから避難小屋があるのか。なるほど。
高見山山頂 ~ 高見山登山口バス停
山頂から今度は大峠方向へと進む。風下側になるため途端に風がやむ。と同時に樹氷もなくなった。
これといって何があるわけでもない急な登山道を下ること約20分、大峠に着く。
車が何台か停まっている。結構上がってきているようだ。でも、1台スタックして出れなくなっていたようだが…こういうリスクがあるんだよね。
ここにもトイレあり。
登山口にトイレはあるし、頂上には避難小屋があるし、途中とにかくいろんな案内が多いし、さすが人がいっぱい入ってくるだけあって整備が行き届いている。
大峠から小峠へ林道を歩く。結構車が入ってるだけあって、道は圧雪状態。小峠からは来た道をたどる。
大峠から高見山登山口まで約50分。
このときはとにかく雪が多かった。天気も悪くガスっていたし、風も強かった。やっぱり冬山だ。
周辺の宿泊施設
★ 奈良県吉野郡東吉野村
★ 記事中の登山開始地点まで約2Km。車で約3分。
※HP等で情報を確認してください
★ 三重県松阪市
★ 記事中の登山開始地点まで約11Km。車で約15分。
※HP等で情報を確認してください
【高見山周辺の山】