特にきつい個所も無く、全体的にゆったりとしたコースはスノーシュー向き。特に古田の森周辺の明るい尾根は眺めもよく気持ちがいい。山頂には釈迦ヶ岳というその名が示す通り、釈迦如来像が立つ。
・日本二百名山 (「深田クラブ」選定)
・関西百名山 (「山と渓谷社」選定)
不動小屋登山口 ~ 釈迦ヶ岳
国道168号線旭橋より長い林道に入る。
ダム湖脇にある奥吉野発電所を過ぎたところに冬期ゲートがあるが、さらに先へと進む。冬期ゲートから登山口までは約10キロ。
車がいったいどこまで入れるのか、それが冬期の釈迦ヶ岳登山の一番のネック。
登山口手前の林道。雪で走行不能。
また、道路の途中にも崩れた岩がごろごろしていて、冬期閉鎖されている道路だけにかなり荒れていて走りにくい。
(結局この日車で入れたのは登山口の約3km手前まで)
不動小屋登山口に到着。道路の状況にもよるが、ここまでは車で来られる。
「登山口まであと1.5km」とあるのは太尾登山口のこと。
登山道の入り口。
尾根に出るまではこうした樹林帯を進んで行く。
この日トレースなし。いわゆる壺足で進む。
尾根が近付いてくるとようやく視界が広がり明るくなってくる。
雪が締まっていれば1時間もかからないと思うが、登山口からここまでで約1時間30分。
ここから進路を左にとり、明るく広い尾根を進んでいく。
右手には大峰奥駈道の山々。大日岳の尖峰が印象的。
正面に釈迦ヶ岳。
いくつかのピークを越えた先にある古田の森ピーク表示。
古田の森を過ぎ千丈平。
深仙宿の分岐(大峰奥駈道と合流)。釈迦ヶ岳まであと10分の表示がある。
釈迦ヶ岳山頂
釈迦ヶ岳山頂は何も遮るものがなく、視界は360度。
尾根出合から約1時間45分。
釈迦ヶ岳のシンボル、山頂に立つ釈迦如来像。
孔雀岳、仏生ヶ岳と続く山々の向こうに弥山、八経ヶ岳を望む。
下山は同じ道を戻り約2時間。
この日、コース上ほとんどトレースがなく、かなり時間を浪費した。まあ人が入っていたとしても尾根筋は広くてトレースは付きにくいと思われるので、間違いなくワカンやスノーシューは必須アイテムだろうね。
【釈迦ヶ岳周辺の山】